産業用イーサネットマルチチャンネルプローブET2000
ET2000マルチチャンネルプローブは、産業用イーサネットソリューション解析用のハードウェアで様々な用途で利用できます。ET2000には8つのポートがあり、10 Mbit/sまたは100 Mbit/sのスピードで最大4つの独立したチャンネルを自由に同期記録します。EtherCAT、PROFINET®などの全てのリアルタイムイーサネット標準と、従来のオフィスイーサネットネットワークに対応しています。
コンパクトで堅牢なET2000は、装置内部や研究機関での利用に最適です。チャンネルが4つあるので、複数/単一のネットワークで記録/分析を複数のポイントで行えます。プローブ内では、転送方向にかかわらず全フレームに高分解能タイムスタンプが追加され、ギガビットアップリンクポートへコピーされます。ナノ秒レベルの高い分解能のタイムスタンプを追加することで、接続されたネットワークセグメントでの高精度なタイミング解析を行えます。正確なタイムスタンプ情報を表示するには、Wireshark用DDLが必要です。このDDLは、ベッコフウェブサイトからダウンロードできます。
接続されたバスに対してET2000プローブはトランスペアレントです。サイクル遅延は1 μs未満であり、システムへの影響ほとんどありません。
ET2000はPC側ギガビットイーサネットインターフェイスに接続できます。オープンなWinPcapソフトウェアインターフェイスのWindowsドライバとあわせて提供されるET2000プローブは、Wireshark(Ethereal)などの無料ネットワークモニタや、EtherCATアナライザなどの特殊ツールと一緒に様々な用途で利用できます。