組込み型PCシリーズ CX1020、CX1030

CX1020、CX1030はCX製品ファミリでもCPU性能の高い組込み型PCです。バスターミナルとEtherCATターミナルを直接接続することができます。

CX1020

ベーシックCPUモジュールCX1020には1 GHz Intel® CPUが使われています。その性能の高さにかかわらず、コントローラにはファンなどの回転機器を必要としません。CPU、チップセットの他に、CX1020モジュールには256 MB DDR RAMを標準メインメモリとして搭載しています。コントローラはCompactFlashから起動します。

CX1020の基本構成には64 MB CompactFlashカードが含まれます。2つのイーサネットRJ45インターフェイスも基本構成に含まれます。これらのインターフェイスは内部スイッチに接続しているので、ライン型トポロジを構成するのに新しくイーサネットスイッチを追加する必要はありません。両側のPC104インターフェイスを介して、他のCXファミリ機器と接続します。

CX1020、EtherCAT、TwinCATを組み合わせることで、1ミリ秒以下のサイクルタイムと応答時間を実現します。

CX1030

1.8 GHz Intel® Pentium® Mを採用したCX1030は、組込み型PCで最も強力なデバイスです。CX1030の性能の高さを維持するのに必要なカートリッジ以外では、CX1030とCX1020では同一のハードウェアとソフトウェアを利用しています。デュアルボールベアリングを採用した高性能ファンは、トレイに取り付けられているので交換する際の道具や配線が必要ありません。ソフトウェアを介してファンの速度をモニタリングすることができます。

CX1030、EtherCAT、TwinCATを組み合わせることで、1ミリ秒以下の高速な制御プロセスが可能です(eXtreme Fast Control)。

 

組込み型PCシリーズ CX1020、CX1030

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BECKHOFF Automation

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